風のクロノア/開発者リレーエッセイ

今回のエッセイスト: ムービーチーム・中澤 晃子
はじめまして
ナカザワと申します。
エンディングは見ていただけましたか。
私は年末年始で丸々2週間はかかってしまいましたが。
クロノアムービーではクロノアとヒューポのモーション付け作業を担当した者です。主にオープニングとエンディングの、キャラクターのアクション系の動きと表情をいじってました。
クロノアやヒューポのベースの動きは、モーションキャプチャーシステムでとったデータです。しかも、今回のそれはキャラクターをデザインされた某、“洗い”さんによる熱演データでした。
さすが産みのオヤですね。もう、すっかり成りきってました。それを私は3頭身キャラ用にデータを破壊し、改編して勝手に演技させたうえに、“洗い”さんの最もお気に入りのすごい演技をボツにしてしまいました。ごめんなさい〜。でもデータはとっても助かったんですよ。それはもう、有るのと無いのでは。本当に。
私が参加したときにはもう中幕は出来てて、オープニングの途中からでした。出来上がってるシーンやアニメーションのクォリティについていくのが必死で、ビビリまくってました。
(あ、実は去年の春に入社したもので、わたしにとって「クロノア」はナムコでの記念すべき初仕事だったのです。)
余談
ゲームが始まる前に流れるデモムービーとゲームが始まってから流れるオープニングムービーでは、同じシーンでも若干動きの違う箇所があります。もう、お気付きの方もいるでしょう。まだの方は重箱の隅をつついてみて、見つけたら笑って許してください。でも自分としてはかなり恥ずかしい墓穴ネタ。
ちなみにデモのほうが“修正前”で、オープニングのほうが“修正後”です。