風のクロノア/開発者リレーエッセイ

今回のエッセイスト: ムービーチーム・岡野 学
クロノアムービー作成(エンディングのみ)の感想
  レフィス私がこの仕事に入ったときは、もはや作業はエンディングしか残っていなかったのです。「エンディング? ま、まさか雑誌にも攻略本にも載らない?しかも締め切りに間に合うのか?」と不安ばかりがよぎりました。しかもこの時点で出来ていたオープニングと幕間のムービーはすばらしい出来で、「果たして間に合うのか?自分に何ができるというのだ?」とか緊張しまくっていました。だけどエンディングのテーマは感情表現導入による絶対泣かせる3DCGムービーだったので、「くそー。プレイヤーを意地でも泣かせてやるー。たとえその映像が雑誌にも攻略本にもTVCMにも載らなくとも!!!」メンバーと一致団結して制作を開始しました。当初、ヒューポー君たちに動きをつけていると、「むむむ。これじゃロボットだ・・。表現がうそっぽいー。ヒューポーの腹黒さ(?)を表現しきれてない!!」「これじゃあ特撮の室内撮影所だよー。」「異世界への扉はクロノア以外には作用しないなんて、空気の流動が視覚的に表現できない!」とかと難儀しましたが、最終的には感動的なサウンドとすばらしいナティのソング等と融合し完成いたしました。攻略本にも載ったしデモムービーにも一瞬出たし、あとはプレイして下さった皆さんが号泣してくれればすべてOKです。

最後に制作に参加した皆さん、お疲れ様でした。そしてプレイして下さった皆さん、本当にありがとうございます。次回こういう作品に参加する機会があったら、より一層さわやかに泣かせるムービーにしてみたいです。

おしまい