『円卓』−北緯24°東経235°地点を中心に、隆起地形が円状に広がる、直径400kmの広大な地域。 ベルカ公国とウスティオ共和国の国境線上に位置し、その地下には豊富な鉱山資源が眠る。古の時代から、国境線が幾度も引き直された地でもあり、ベルカ戦争初期段階においても 激しい制空権争いが頻発した空域であった。ベルカは「絶対防衛戦略空域(エリアコード:B7R)」と命名、国家戦略上死守すべき場所とし、 同時にこの空は、各国の腕に自信を持つエースパイロット達を呼び寄せることになる。そしていつの日からか、戦闘機乗り達からは畏怖の念と共に−『円卓』−と呼ばれるようになった。
数多のエースの血に染まる、赤く枯れた『円卓』の大地。 その空には上座も下座も無く、存在を許されるのはパイロットの卓越した技量のみ 。 サイファーとピクシーの所属するガルム小隊の運命も、血に飢えた『円卓』の空へと引き寄せられてゆく。
ベルカ公国内の中部地方は、美しい森と湖が存在する地域である。 この緑なす大地は、年間を通して降リ注がれる豊かな雨により維持されている。 また、丘陵と森林を古来より開拓してきた証として、長閑な田園地帯が広がっている。 その田園の中に存在する湖の岸辺に「シュティーア城」は佇んでいる。 古より、この地域を見守ってきた古城は、周囲の美しい自然と相まって、 有名な景観として広く知られている。
グラティサントはベルカ公国南部防衛陣地帯ハードリアン線の中核を成す、対空防衛要塞である。 イヴレア山、頂上部に存在する古代遺跡群に大量の対空火器を設置し要塞化した、強力な防御システムであり、南部防衛の要として機能している。 要塞地下には各拠点間を結ぶ地下道が縦横無尽に張り巡らされており、古風な外見の一方で極めて近代化された施設である。
戦乱の焔に包まれる、ベルカの工業都市ホフヌング。 ベルカ東部に位置するこの都市は、スーデントール市と並びベルカ公国の軍需産業を支える。 1995年現在に於いて生産量はベルカ随一であり、その人口の7割が工業労働者で占められる。 都市の生産機能は昼夜24時間止まることなく、「眠らない街」として知られる。
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