風のクロノア/開発者リレーエッセイ
今回のエッセイスト:販促スタッフ
音楽CD担当  茂野 弘一郎
はじめまして
全国のクロノアファンのみなさん、こんにちは。日本クラウンから発売中の『風のクロノア オリジナルサウンドトラック』の担当をさせていただいた、人呼んでトラブルメーカー茂野です。これから、私がこのCDにまつわるお話をさせていただきます。
日本クラウンさん済みませんでした、CD発売延期事件の真相の巻
一時期は「発売中止か?」との噂も飛び交ったという「風のクロノア オリジナルサウンドトラック」発売延期事件ですが、その真相はこうだったのです。
皆さんご存知の通り『風のクロノア』にはすごい数の曲が入っています。まともにやっていたらCD1枚には絶対入りません。そこで日本クラウンの担当の方と打ち合せして、数ある名曲の中からセレクトしようという事になったのですが…。

「は、外せない…」
どの曲もあのシーンこのシーンの思い出の曲で、どれかを外すなんて出来ないんです。サウンドチームだって私だって思いは同じです。しかもゲームの中にもサウンドモードがある訳で、それ以上の音楽CDじゃなければナムコの名がすたる。
でもCD1枚に絶対入らない。じゃあアレンジバージョンにしようか?いや、それだって曲を選ばなければ入る訳が無い。あー、どうしよう!
そうこうしている内に選曲を決める日がやってきました。

「こんにちは、アルバムに収録する曲は決まりました?」
「……。」
「?。どうしました?」
「全曲入れたいんですけれど……。」
「……。」
「……。」

そして担当の方は本社に飛んで帰り、その日の夕方、発売日を延期して2枚組みにすることを決めてくれたのです。
この場をお借りして申し上げます。

本当にありがとうございました。&ごめんなさぁぁぁい!