グラフィックチーム 「『売れるヤツにして!』?」
貴 「どのキャラが一番好きなの?」
守 「うーーん。自分では、どのキャラクターも好きだけど‥。ユーザーの皆さんは、フィーがいいって言ってくれる人が多いね。しいてあげれば、僕はサイモンが気に入ってるかな」
貴 「サイモン〜?‥あ、サイモン最初は女性キャラだったしな」
守 「いや、あの剃り込みサイモンがいいの!」
貴 「‥剃り込みフェチ‥か‥?」
守 「‥」
貴 「‥」
守 「貴晴だって、ヨーコの白衣がいいって言ってたよな‥確か」
貴 「‥」
守 「‥」
貴 「レナは?レナもこだわってたよね、異様に‥」
守 「‥あ、あれは、特別な感情ではなくてだな、描くのが単に難しかったからだって、うん」
貴 「はいはい。ま、いいや」
守 「そろそろ、そっちの話にしようよ。貴晴はジャケットとか作ったワケだけど、いつもの肩書きはパッケージデザイナーじゃない。今回はアートディレクターに昇進?(笑)」
貴 「(笑)そう。というか、今回はフォトスフィアとかの企画、ディレクション、デザイン全部やったからなぁ。思い出すだけでも疲れが‥」
守 「ゲーム中のデザインは指田氏がやっていたじゃない、イメージの統一感とかは気を使った?」
貴 「もちろん。ただ、難しかったよ。というのも、企画サイドのパッケージに対する要望は、『売れるヤツにして!』の一言だったからね‥。ゲームの持つイメージを踏襲しつつ、売れる為にはどういったモノがいいのかじっくり考えたよ。で、結局、優等生的なバランスで、デザインしたんだけどね」
守 「優等生的なバランスって?」
貴 「バリバリのシューティングファンと、SFストーリーやアニメーションファンの両方に対して、アピールできるイメージかな。両ファンにうまくアピール出来れば、売れるかな?と思った。
AC2の時みたいに戦闘機のみでは、SFストーリーファンを取り込めないし、守のキャラメインで構成したら、シューティングファンが離れるでしょ、きっと」
守 「なるほど。それと、今回のロゴとかって、シリーズ1&2の時のフェニックスイメージじゃないよね、あれは世界観に合わないから?」
貴 「そうだね。AC3の未来像を『硬質でファンタジック』と捕らえてデザインしたんだ。ファンタジックってのはレトロフューチャー系ということね。
ゲーム自体がストイックなイメージの1&2では、ロゴにキャラクターを持たせることは商品全体のバランスの為に重要だったんだけど、今回のAC3はゲーム自体にキャラクターがあるでしょ。あまりロゴをキャラっぽくしてイメージを混在させるのを避けたかったので、シンプルなモノにしたんだ。指田氏なんかと打ち合わせて、キッチリと商品全体のイメージカラーも決めたよ」
守 「アイボリーホワイトとオレンジだ」
貴 「そうそう、わかってるじゃん(笑)」