貴 |
「フロッグネーションの佐藤 大氏が設定・脚本に関わるようになってからは、結構早くデザインできたんじゃない?」 |
守 |
「うん、ストーリーやキャラクターの設定が確定すると、デザインはしやすいね」 |
貴 |
「設定って、性格とかのコト?」 |
守 |
「キャラクターデザインする上で、そのキャラの性格とかがわかっているのと、いないのでは、全然やり易さが違う。
おいたちとか、背景とかのイメージを佐藤大氏が明確にしていたから、僕の方は、そこからイメージを膨らませればよかったんだ」 |
貴 |
「絵的には悩んだところはないの?」 |
守 |
「今回で一番苦労したのは、ムービーにセルアニメーションを採用しているので、アニメ用に設定を用意しなければいけなかったところかな。いろんな角度からの設定画、ビデオメール用の表情集など通常のゲームに比べて、膨大な量の設定が必要になったからね。アニメ業界の方との仕事は初めての経験だったし緊張もしたけど、良い刺激になりました」 |
貴 |
「自分の絵がアニメーションで動いた時はうれしかった?」 |
守 |
「なんか信じられなかったよ〜。ほんとに動いてるよ〜って」 |
貴 |
「アニメ前提で描くって難しいの?」 |
守 |
「そうだね〜、う〜ん‥」 |
貴 |
「‥あまり複雑なタッチやデザインだと、アニメーターの方が困っちゃうもんな」 |
守 |
「あまりアニメアニメしい(?)デザインではなく、割りと硬派なリアル路線でいきたかったんだけど、結局、アニメーションさせるでしょ。
なので、あれくらいのバランスに落ち着いたんだ。もっとリアリステイックに渋くも描けるけど、ムービーとかけ離れて違和感があるようではまずいからね」 |