報道関係者向け情報

バンダイネットワークス株式会社のプレスリリース

バンダイネットワークスとエイチアイ、シャープの欧州向け携帯電話「GX10」に3Dポリゴンエンジンを供給
バンダイネットワーク株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:大下聡 以下、バンダイネットワークス)と株式会社エイチアイ(東京都目黒区、社長:川端一生 以下、エイチアイ)は、共同展開を行っている3Dポリゴンエンジン『Mascot Capsule® Engine/Micro3D Edition Ver.2.0』が、シャープ株式会社(以下シャープ)の製造するGSM携帯電話端末「GX10」に採用されましたので、ここにお知らせいたします。

このシャープ製「GX10」は、カラー液晶で、カメラを搭載しているGSM/GPRS携帯電話端末で、世界各国で移動体通信による音声・データ・インターネットサービスを提供する世界最大規模携帯電話会社Vodafone Group Plcより、欧州にて10月中に順次発売されます。

エイチアイが開発し、今回シャープ製「GX10」に採用されることになりました3Dポリゴンエンジン『Mascot Capsule ® Engine/Micro3D Edition』は、エンジンの使用するメモリサイズが約60KBという、携帯電話に搭載可能なプログラム容量で、特定のハードウェアに依存せず、携帯端末上で3Dポリゴンキャラクターを自在に描画することのできる、画期的な3Dエンジンソフトウェアです。
ポリゴンで描画されたキャラクターを、簡単なキー操作で360度自由な角度から楽しむことができるビュー(視点)切り替えや、キャラクターの拡大縮小、また「光源計算」を行うことで、微妙な陰影のニュアンスや物質の光沢などを表現することを可能にし、よりリアル3D描画を実現した点が主な特徴になっております。

この3Dポリゴンエンジンは、国内では様々な携帯電話端末に搭載されており、『Mascot Capsule Engine®/Micro3D Edition』搭載製品の累計出荷台数は、2002年末までに1000万台を越える見込みです。
3Dポリゴンエンジンが携帯電話に搭載されることにより、携帯電話向けコンテンツは、飛躍的に表現力を増しました。ユーザーは、簡単な操作で立体画像を動かすことができ、待受画像やゲームなどさまざまな3D対応コンテンツを楽しめるようになります。また、今後市場の拡大が見込まれるモバイルコマース分野においても、『Mascot Capsule ® Engine/Micro3D Edition』の機能を活用することで、例えば携帯電話の液晶上で、欲しい商品を3D画像で、上下左右360度から見て品定めすることができるようになるなど、エンターテインメントに限らず、商用としての利用法も期待されています。

今後、バンダイネットワークスでは、日本での携帯電話向けコンテンツのノウハウを生かしながら、3Dポリゴンエンジンに対応した欧州での携帯電話向けコンテンツ展開を行っていく予定です。
  
◆バンダイネットワークス(株)について
2000年9月に株式会社バンダイから分社。資本金5億86百万円、代表取締役社長 大下聡。人気のキャラクターの版権を取得し消費者に受け入れられるように商品化するキャラクターマーチャンダイジングを得意とするバンダイの強さを武器に、独自のサーバ運用のノウハウや優れた企画 力・発想力、それにパートナー企業との連携を存分に活かして、モバイルコンテンツ事業やWebコン テンツ事業を広く手がけています。バンダイネットワークスが提供している携帯電話向けコンテンツの有料加入者は、400万人に達しています。

◆(株)エイチアイについて
代表取締役社長 川端一生。資本金1億39百万円。PCのデスクトップやホームページ、組み込み機器、携帯ゲーム機、携帯電話機上等でリアルタイムに動作させることが可能なMascot Capsule○R Engineの開発と、さまざまなプロダクトに対するライセンスの供給を行っている。
バンダイネットワークスと共同でJ-フォン向け携帯コンテンツ「3Dデルキャーラ」、3Dマスコットデータをネットワーク上で販売する『バーチャカプセル』(http://www.lalabit.com/)等を展開。

※Mascot Capsule○Rは(株)エイチアイの登録商標です。
※「iモード」はNTTドコモの登録商標です。
※JavaおよびJavaに関連する商標は、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または
登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。