リッド紹介編
<７月１８日ＯＡ>
今日は「リッド」を紹介しよっかな？
リッドは、わたしの「幼なじみ」。ずーっと一緒に育ってきて、何でも知ってるような・・・あまりにも近すぎて、何も見えてないような・・・。
とりあえず、わたしの知ってるリッドは、よく空を眺めてる。
小さい頃は、わたしもよく一緒に見たりしたんだけど、 いつからだろ？そういう余裕がなくなっちゃったんだよね。
けど、リッドは相変わらず空を見てるんだ。なんだか遠いなーって、感じることがあるよ。

遠い？まさかファラ、リッドが思索してるとか 思ってるんじゃないだろうな？
あいつが空を見てる時はたいてい何も考えていないか、 考えていたとしても夕飯の献立についてだぞ。
きっと！


リッドはよく「人は自分の役目を果たせばいい」なんて 言ってるけど、「ラシュアン」での生活に必要なこと以外、 何にも知らないのはどうかと思うよ。
少しはキールの向学心を、見習ってほしいもんだよ。
いくら剣の腕が確かでも「非常識」なのはやっぱり困るでしょ？
その通り！
この世の中で必要なのは知識だよ。知識があってこそのちからなんだ。
やみくもに剣を振り回したところで、限界はきっとくる。何事も体系的な学習が必要なのさ。


いくらわたしがそう言っても、リッドは「ほっとけ」の一点張り。
ほっとけないよ！
だって・・・リッドはわたしの「幼なじみ」なんだもん。
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