背景のグラフィック、主にビル群を担当した佐藤です。
「RV」よくできてんなー。 いや、時間が経ってから見直すとね。そんな風におもいますよ、最近。
ものを作る時は何にしても、その最中は客観的に見ることが難しくなりますからね。
このゲームを作っている時も例外ではなくて、新ハードならではの目玉「映り込み」の表現も、失敗して窓が透明に抜けてしまった時の方が、なんだかカッコよく見えたりとか。窓の大きさが日によって大きく見えたり小さく見えたり。そのうちビルが只の箱に見えてきたりとか、ちょっとノイローゼ気味。
ビル群はね、風景の一部として変に目立っちゃまずいですからね。控え目だけど存在感があるもの、そんな出来を目差しました。
そんなことを思ったり思わなかったりして、ふとゲーム屋の店先のデモかなんかで、「RV」をみかけると、やっぱよくできてんなーこのゲーム、と思うわけなのです。
よいゲームが出来たと思っております。 |