小森 真一郎
 いちユーザーとして、サッカーゲームで遊んでた立場の頃。みんな同じだと思うんですが、「なんでこうなるんだよ、解ってないなぁ〜」とか、「う〜ん、これだよこれ。良く解ってるなぁ〜作った人!」なんて事をやっぱり私も思いながらやっていました。
「うぉ、ここまで再現する?」って思えてしまうシーンに出会うと、開発者を思って「あんたもサッカー好きだね!」ってほくそえんでしまうんです。やっぱりやってもらう人にはそこまで思わせなきゃだめだなと思うんです。作り手のサッカーに対する愛情までもが伝えられれば最高です。愛情伝わってるでしょうか?

 サッカーに関する気持ち良さってイロイロあると思うんですが。そのイロイロの出来るだけ多くの気持ち良さを共感してもらえるように心がけました。元々「サッカーゲームってもっとカッコ良くなるものなのに、」という気持があったので、ゲーム性だけでなく、スタジアム、選手モデルのバリエーション、ユニフォーム、セレクト、サウンド、歓声、とカッコ良く出来る部分はすべてカッコ良くしようと、普通スポーツゲームでおざなりになり易い部分すべてに気を使っています。どこをどうこだわったかは、次回以降、各スタッフから説明してもらいたいと思います。

 全体的には今回のリベログランデ2はサッカーの本場ヨーロッパの人に見せても、「ファンタスティコ!」と唸ってもらえる位に、とことんリアルな本格派!という雰囲気で制作しました。
その為にも、今回制作にあたってヨーロッパ出張に行かせてもらい、本物の空気間を感じ取れた事がとても画面作りに役立ちました。

 サッカーゲーム作るなら、本場の本物のサッカー見なきゃ、という事で世界の3大リーグのしかもトップチーム。バルセロナ、インテル、アーセナルの試合を見に行かせてもらえました。バルサ、インテル、アーセナルですよ!ああ、それはもう、至福の10日間でした。サッカーゲーム作り最高!やってて良かった!(とその時は思いました。)
「あぁ忙しいのに、出張なんて、」
なんて言いながら、しれっと出発しましたが、行ってみると歓喜の連続でした。サッカーファンなら解りますよね?だって何度も言うけど、バルサ、インテル、ア〜もういいですか。

 そのヨーロッパの本場の雰囲気がどんなだったかは、ゲームをやってもらえば感じてもらえると思いますが、いくつか例をあげるなら、観客席のフィールドからの近さとか、練習モードでスタジアム内を流れる音楽等に活かされていると思います。ぜひ本作でその他にも色々詰め込まれた本場のサッカーの雰囲気を味わってください。
個人的にオススメしたいのは、リプレイシーンで、ナイスゴールをカメラを代えて色々な角度から見てもらうと、雰囲気あるスタジアムとクールメントな音楽があいまってリベログランデ2の良さが良く解っていただけると思います。

 う〜ん、なんかそろそろ本場の雰囲気忘れてきた。まずいなぁ、いい作品を作る為にはもう一度行かなきゃ!いや、行くべきだ!(だめっすか?)

お気に入りの選手 ベノーン(アルゼンチン)
【リプレイシーン実況】
自キャラ・ベノーンがペナルティーエリアちょっと外からショートのスルーパス。味方がダイレクトでシュート。キーパー弾くも、さらにゴールラインぎりぎり角度のないところからシュート。ボールはキーパーの股を抜け、そこにベノーンのスライディングの詰めでゴール。

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SIZE:200x150(1.6MB)
自分が操っているのは、坊主頭のベノーンという選手なんですが、個人的にはこのシーンのように一度サイドにはたいたり、スルーパスをねらったり、仲間を上手く使えた時が自分がゴールするより爽快感を覚えます。