ラタトスクの背景２
6月13日（金）：大豆生田
みなさん、はじめまして。
株式会社ナムコ・テイルズスタジオで背景を担当している、大豆生田と申します。
ラタトスクでは主にダンジョンのモデル製作を行いました。
今回は、私たち製作者の作業中の雰囲気を少しお伝えできればと思います。
ラタトスクの騎士の背景作業には、最終的に８人のメンバーが携わりました。
とても個性的な仲間達で、それぞれが得意なものと不得意なものをもっています。
「テイルズ オブ」シリーズの背景を作る仕事というのは、とても楽しいものなのですが
時には難題が持ち上がり、頭を悩ませることも起こります。
そんな時に、個性的なメンバー達が、各自の得意な力を発揮して
その苦難を乗り越えて来た姿は、まさにラタトスクの仲間達とそっくりだ！
と思ってしまうのは、あまりにも臭いでしょうか？（笑）
泣いたり笑ったり、時には喧嘩もしながら
1年以上にわたり、共に仕事をしていく上で
お互いが、かけがえの無い仲間たちとなっていきました。
ラタトスクの背景を描いたのは私達８人かもしれませんが、
プログラマーさん達の支えや、ディレクターの荒堀さん、
他にも数え切れない人たちの意思や、手助けを得ています。
そこから得たヒントを元に、質感と奥行きの表現を意識して制作しています。
幾つかの制約はあったものの、
今までの「テイルズ オブ」シリーズが持っているアニメ的なビジュアルを残しつつ、
さまざまな手法を駆使して、背景に奥行きや質感が
感じられるようなものを再現してみました。
結果、すばらしいものが出来上がったのではないかと思っています。
お仕事をしていると、つくづく自分は一人じゃないと感じます。
そして、ラタトスクの世界は決してただの作り話なんかではなく
現実の、私達の生活に置き換えることが出来るものなんだと思います。
みなさんも、ぜひ「テイルズ オブ シンフォニア-ラタトスクの騎士-」の中に
自分の物語を探してみてください！
最後に、仲間達で描いたロイドの似顔絵をご覧ください。
