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| 広大な大西洋の覇権を握るスペインは“無敵艦隊(アルマダ)”を誇る海軍兵力の他にも、もうひとつ重要な兵力を海に展開していたが、それは「私掠船」と呼ばれた。 「私掠船」とは、『敵国の商船等を襲う事を任務とする、民間の武装船』を指す。つまり、現代で言うところの「通商破壊用艦艇」に値するが、早い話が、本国の許可をもらって公然と船を襲う「公認海賊船」のことである。 少年セルバンテスの父、フィリップ・レオンも、「私掠船」船長として大西洋を縦横無尽に駆け回る『誇り高き海の男』であった。 多くの「私掠船」が単なる海賊に過ぎなかったのに対し、彼フィリップは違った。まず自国の船舶は当然として、直接の敵とならない国の商船を、絶対に襲うことは無かった。よしんば襲うことがあっても、彼はその船のクルー全ての命を保証し、無事付近の港まで送った。そして反対に敵国の「私掠船」に襲われている商船と遭遇した際には、その商船を救出したのである。 スペイン商船に偽装した列強の「私掠船」が、いつもの様に見逃そうとしたフィリップの「私掠船」を背後から攻撃したのである!後部に艦載砲を持たなかった彼の「私掠船」に反撃は出来ず、そして羅針甲板を直撃した砲弾は、偉大な海の男を永遠に歴史から消し去ってしまった……。 …ある日、彼が拠点としている港の酒場「黒い尻尾」亭に、イタリアの『死の商人』、ベルチーの使者がやってきた。なんでも、もの好きなベルチーが、今度は噂の秘剣“ソウルエッジ”を本気で捜しているというではないか。 ズシィーン!!! 荒天の海に殷々と砲声が轟き、無数の、水柱が客船を包み込んだ。そして間髪入れず客船に横付けして乗り込む海賊達に、サーベルを振りかざしたセルバンテスが叫ぶ。
だが不思議にも、海賊セルバンテス出現の報告は、その後一切…無い。 |
| ■ステージ設定 |
| セルバンテスの拠点とする港と彼の海賊船“エイドリアン号 かつては比較的栄えていたセルバンテス御用達の港だが、今は何故か人気が無い……。 |