カドタニ:こんにちはー。クロノアヒーローズ雑用係&キャラデザインのカドタニです。

角屋:こんにちは。ザコキャラドット担当の角屋です。

カドタニ:角屋さんは今回、ほとんどのザコキャラを描いたんですよね。なんか大変だった思い出とかありますか?

角屋:今回のザコは同じキャラで色だけ違うのが多くて大変でした。
 ムゥとかムゥとかムゥとか…

カドタニ:ムゥばっかりやないかいっ!!(ゲシッ)

角屋:グリッヅとかグリッヅとかグリッヅとか…

カドタニ:おんなじじゃないかっ!!!(ビシッ)
 まあそれはそれとして、ホント今回は種類多いですよね。…全部で96種類でしたっけ?幻獣。

角屋:多いよね。 ヒーローズ用の新キャラとかも結構いるしね。

カドタニ:ああ、泥棒ムゥとか、貯金箱ムゥとかね。

角屋:そうそう……ってこれはちがうだろ! バラすなよ〜っ!!(バキッ)

カドタニ:やぁ かわいいよね。特に貯金箱ムゥの頭の穴がヤバイ感じに げへへ
角屋:実はもっとヤバイのもあったけどね。袋に入ったムゥとかさー。 袋ムゥ。

カドタニ:ヒィ こえぇ!! …これホントにクロノアシリーズですか角屋さん。

角屋:え〜と まあ あの頃はクロノア世界をちゃんとつかみきれてなかったんで…もごもご。結局全部ボツだったし(あたりまえだっ)、今度チャンスがあったら、ちゃんとしたのデザインして採用されたいですね。
 カドタニさんデザインのザコは、ガザロウとケイジィとマギ達だっけ?

カドタニ:そう。全部いやなやつらだね(笑)。動いて面白い感じのデザイン狙いました。 お気に入りはガザロウ。全身図とかも描いたんだけど、ゲームでは出てこないんですよ。すんごいかわいいんだけどなあ。

角屋:あのおしりが可愛かったのにね。残念。こうやって見るとどのキャラもカドタニさんの味が出てるね。 カドタニさん味って言えば パンゴ! パンゴどういう流れであのデザインになったんですか?

カドタニ:え? パンさんかい? んーと…「花火師」っていうのは最初から決まってたんですよ。 で、クロノアもガンツも攻撃系のキャラじゃないですか。「守備系」だ、ということになりまして。堅そうに見えなきゃならない、と。あと、体型的にも差をつけたかったので、「おでぶさん」。 …といった感じにどんどんイメージが追加されていったんですよ。
 最初はね、クマとかヤマアラシとか、力強いのを考えたんですけど、やっぱり守備力高そうには見えないですよね。 で、ウロコとか甲羅がついてる動物をモチーフにしよう、と。それで、センザンコウモチーフにしてデザインしてみたら、結構かっこよかったんですよ。


 んで、ほぼイメージが固まりかけた時に「あ、ボンバーくん(開発中の名前)っておっさんだから。」っていわれて。すげぇショック受けました(笑)。
あ、パンゴっていうのはセンザンコウの英語名「pangolin」からとって、小林プロデューサーがつけました。

角屋:私これでセンザンコウって初めて知ったよ。 パンゴって一見穏やかなようなのに、必殺技のときエライ怖い顔しますよね。二面性があるっていうか…。

カドタニ:パンゴは「爆弾」みたいな性格なんだよ。火をつけなければなんでもないけど、ついてしまうと…ボーン!!(笑)。じつはちゃんと子供もいる、落ち着いた大人なんです。クロノアワールドではめずらしいタイプかも?

角屋:めずらしいと言えばジャンガも異色ですね。これもカドタニさん担当だったような。

カドタニ:元デザインはあらゐさんでアレンジが私ですね。アイツすげー卑怯ですね。やなやつですね。…すごく悪役っぽい悪役ですよね(笑)。 ガンツとの因縁もありますが…そちらはぜひゲームの方で確認していただくとしまして。今回はこのへんでおわりにしましょかね。

角屋:10回続いたヒーローズリレーエッセイは、今回で最終回です。

カドタニ:それでは皆さん、また次回作でお会いしましょうね〜。

角屋
カドタニ:さようなら〜。





 「クロノアヒーローズ開発者リレーエッセイ」は今回をもちまして終了です。全10回、期間にして約2ヶ月間、お付き合いくださいまして有難うございました!
 開発者それぞれの秘話、いかがでしたか?これからもクロノアシリーズを応援してくださいね!!