風のクロノア/開発者リレーエッセイ
井村 絵里子
特色
 フッ、皆さんあらためてごきげんよう、ガッツいむぞうよ。業務用の方ではでしかって呼ぶ人もいるわね。でも何故そんな風に呼ばれてるのかは謎よ。
「何でしか〜!?」って感じかしらね。ますますわかんないわキーッ!というわけで、まずわたくしからいきましょうか。

「クロノア」で一番苦労したのは、それぞれのステージに特徴を出しつつも、ゲーム全体の統一感を出す、っていう点。風の国、水の国、木の国、太陽の国、月の国…それぞれの国によってBGMの雰囲気も違うのがわかってもらえたかしら?そう、国ごとに担当者を決めて、それぞれがその国の特色を考えた音作りを心がけてもらったの。これはSEも同じ事。せんぷう草が風で回る音、ゴンドラがしなる音、月の砂が足元でこぼれる音etc… 各ステージならではの独特の音に、制作者のこだわりを感じとってもらえれば、みんなとっても嬉しいと思うわ。

 あと、私の中ではこのゲームの中の主役はヒューポーなのね。最初は作り物のはずだったクロノアとの友情が、クロノアと冒険を重ねるにつれて本物に変わっていく。でもいつかは別れる運命を知っていて、真実を告げられずに葛藤もする。月の国のBGMやヒューポーのテーマは、そういったヒューポーの気持ちを出せたら…と思って作ったので、聴いた時にその切なさがちょっとでも伝わればいいな、そしてその事によって、エンディングのヒューポーのほほえみに「いつかボクも…君のファントマイルに…!」(初期コンテでは存在した、ヒューポーのラストのセリフ)っていう気持ちを読み取ってもらえれば嬉しいな。

おっとっと、うっかり地に戻っちゃったわ〜。わたくしからはこんなところね。
あとは他のスタッフに話をうかがっていく事にしましょう!

P.S.
そうそう、あたくしの声を聞きたいなら「スマッシュコート」で子供審判をGETしてね。