過去の開発者ノート


国森 将生 第一回
企画ディレクター
国森 将生






■宇宙人について


そもそも、宇宙人なんているの?
ウンモ星人
宇宙人の存在については、
「宇宙大作戦チョコベーダー 
 〜ウチュウからの侵略者〜」
を開発しておきながら、
私は半信半疑といったところです。

自己紹介が遅れました
ディレクターの国森将生と申します。

ただ、今回このゲームを通して
「こんな宇宙人たちがいたらいいなあ。」
と思いました。
宇宙人って、謎ですよね。
怖いような気もしています。
でも、つきあってみれば、
実はいい奴もいれば、悪い奴もいるのではないかなと。
怖いと決めつけたらもったいないな。と。
だから、宇宙人とだって友達になって
一緒に映画見たり、カフェでコーヒーを飲んだりできるんじゃないかなと、
思うようになりました。

実際、金髪美女タイプのジャムゼーゼなんて
アイスクリームが大好きなんだそうです。
目撃情報もあるんですよ。


■ストーリーについて


主人公のアキオは地球人ですが、
ウンモ星人や金髪美女タイプ、双子型エイリアンなど
さまざまな宇宙人たちと
泣いたり、笑ったり、怒ったりしながら
冒険をしていきます。

地球の運命を握るなんて
普通の少年のアキオには大変なのでは?
と思いましたが、まったく問題ありませんでした。
普通の少年たちがもつ好奇心や行動力で
日本、アメリカ、エジプトなど世界中を飛び回り、
宇宙人と友達になったり、こらしめたりしながら
どんどん物語を進めていきます。

今回の「ウチュウからの侵略者」が完成したときに
はじめから終わりまで遊んだときに思いました。
地球人も含めた
「宇宙人たちの本格的なロールプレイングゲーム」
ができた!!

TVアニメ版のチョコベーダーの
シナリオを担当されている小野塚さんと
ゲームのシナリオをまとめているなかで
「これは面白くなりそう!!」
と確信めいたものは少しありましたが、
完成するまでは不安でドキドキしました。

でも、
ゲームボーイアドバンスの小さい画面の中で
アキオや宇宙人たちが
生き生きと話したり歩いたり戦ったりしているのを見て、
「うわ、こいつらの世界楽しそう!」
と思いのめりこみました。
不安なんてUFOといっしょにどこかへ去っていきました。

画面01




■ゲームシステムについて


ロールプレイングゲームといえば、
バトルシステムが大事!

本作では、
「アドバンスアクションバトルシステム」
をつくりました。

これが面白い!飽きない!のです。




宇宙人たちは、
それぞれいろいろなアクションで攻撃をします。

それぞれについて、
「見切る!」
「狙って押す!」
「敵の攻撃を見切ってバリア!」
といったアクションが楽しめるのです。

普通のRPGのバトルって
たくさんやらなくてはレベルアップしないけど
だんだん飽きてしまい面倒くさくなりませんか?
私がそう思っていたので、
自分で作るならそんな気持ちにならないにしようと
昔から思っていました。

「ずーっと面白いバトルシステムにしてやる!」

アクションバトルシステムは、
そんな私の気持ちが十分につまったものです。

お!ずっと楽しいじゃん!
そう思っていただければうれしいです。

画面02


■おわりに


宇宙大作戦チョコベーダーの
キャラクターたちの魅力をふんだんにつめこみ
ストーリーやゲームシステムなどすべてに
地球人として、細かい気配りをしました。
宇宙大作戦チョコベーダーを知らない人でも
間違いなく楽しめるようになっています。

地球人のみなさんは、もちろんのこと、
宇宙人のみなさんが、手にとっても楽しめると思います。

とにかく一度、手にとってプレイしていただきたいです。
あ、「友達との通信対戦」!!
これが面白いです。
アドバンスアクションバトルのおかげです。

あと、チョコに入っている「召喚コード」でしか
手に入らない宇宙人たちもいます。、
チョコでフィギュアを集めている人たちは、
ちょっとだけ有利になれるので、
ぜひ「召喚コード」を入力して楽しんでください。

私も12月20日発売日にソフトを買って
ゲームをプレイするつもりです。

魅力的な宇宙人たちと一緒に
もう一度大冒険をしたいのです。

キービジュアル