平成12年5月30日
報道関係者各位
ナムコ、世界最大の米国CG学会
「SIGGRAPH」にてCG映像作品が4作品同時入選
米国計算機学会(ACM: The Association for Computing Machinery)主催の“世界最大かつ権威あるCGの祭典 ”「SIGGRAPH(シーグラフ)」に、ナムコ制作の4本のCG映像作品が入選いたしました。
「SIGGRAPH」(Special Interest Group on computer GRAPHics)では、毎年夏にコンベンション (セミナー、講演、論文発表)やエキジビション(機器展示・CG映像の上映)などが開催され、教育、研究、芸術、アミューズメントなど、様々な分野のCGに関する世界中の最新、最先端技術が一堂に会します。
ここ数年CG技術の発達は目覚しいものであり、映像表現も日々進化して行きます。その中で「SIGGRAPH」に入選するということは、世界中のCG技術者(映像の表現者)の頂点と認められております。

「SIGGRAPH 2000」の入選作品は、以下の4作品です。

■Electronic Theater (エレクトロニック シアター) 入選作品
「鉄拳タッグトーナメント オープニングムービー」
制作:第二開発本部 鉄拳プロジェクト
鉄拳TTプレイステーション2版「鉄拳タッグトーナメント」のために、新たに制作したCGムービーです。
「鉄拳」シリーズのオープニングムービーは、プレイヤーをゲームの世界へといざなう重要な役割を果たしています。プレイヤーは、複雑に絡み合うストーリーの中で、キャラクター達の日常、これから始まる新たなる闘いに胸を躍らせることでしょう。香港の街並み、車同士のクラッシュシーン、夕凪の水辺、口紅を塗る時の唇の質感や表情、仕種など全てがハイライトシーンといっても過言ではないクオリティーの作品です。

「鉄拳タッグトーナメント」(ゲーム映像)
制作:第二開発本部 鉄拳プロジェクト
鉄拳TT「鉄拳タッグトーナメント」は、シリーズ中に登場した30以上のキャラクターが一堂に勢ぞろいし闘いを繰り広げます。プレイヤーは、キャラクターを2名選択することができ、コンピューター対戦やプレイヤー同士の対戦など2対2のタッグ戦で勝敗を競います。ゲームキャラクターのモデリングやモーション、背景の建築物・地面・キャラクター、様々なシェイデングやマッピングの技術を駆使し、ゲームとしての完成度だけでなく、一級のCG作品としても遜色ないものに仕上がっています。

「鉄拳タッグトーナメント アンノウン エンディングムービー」
制作:第二開発本部 鉄拳プロジェクト
鉄拳TTゲームクリア後には、30以上のキャラクター達のそれぞれリアルタイムで演算しているエンディングCGを見ることができます。
更に「鉄拳タッグトーナメント」最後の隠しキャラクター“アンノウン”のエンディングのみがCGムービーとして用意されています。“アンノウン”のキャラクターは、女性とその背後にいる怪物で構成されており、エンディングでは、怪物が女性を取り込もうとするさまを最先端のCG技術で表現しました。結末はどうなっていくのか それはゲームをクリアしたユーザーの楽しみの一つでもあります。すべての映像においてムービーでなければ表現できない、芸術、技術性共に兼ね備えた作品です。

■Animation Theater(アニメーション シアター)入選作品
「Cycle」
制作:第二開発本部 高橋信雄
Cycle日活株式会社“タイトルマーク映像”の制作過程から派生した作品。日本映画の放つ叙情的な香りと深遠な思想が、人々へと波及する姿を描いた1分30秒のコンピューター・アニメーションです。個々のモデルは情報伝播のメタファ(象徴)として、螺旋状の軌道運動をなす。これらのモデルやアニメーションはオリジナルツール“Cycle”によりプロシージャルに生成されています。

エレクトロニックシアターでは、「鉄拳タッグトーナメント」の3作品が個別に入賞(いずれもプレイステーション2版)、アニメーションシアターではオリジナル作品「Cycle」 が入賞となり、4作品同時入選は当社のCG技術・映像や芸術、ゲーム作品の完成度など、制作能力に対する高い評価であると受けとめております。

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