平成12年3月31日
報道関係者各位
ナムコ、福祉機器仕様の業務用ゲーム機
“リハビリテインメントマシン”を民間施設に初めて販売
4月3日オープンのデイサービスセンター「ちょうじゃの森」に

株式会社ナムコは、福祉機器仕様の業務用ゲーム機「リハビリテインメントマシン」を、4月3日(月)オープン予定のデイサービスセンター「ちょうじゃの森」に販売、設置いたします。「リハビリテインメントマシン」が民間の施設に販売されるのは初めての事です。設置するゲーム機は、これまでリハビリテーションセンターや高齢者施設等で、お年寄りの積極的なリハビリプログラムへの参加を促すなど既に実績のある「ワニワニパニック2」に加え、新たに仕様改良した「プロップサイクル」「ドドンガドン」の計3台です。

「リハビリテインメントマシン」について
車椅子の方向けに外部スイッチを取り付ける、また、指先の細やかな動きが困難な方向けにコイン投入口を広く入れ易い形にするなどの改良によって、高齢者や障害者の方々にもお楽しみいただけるようにした業務用ゲーム機、それが「リハビリテインメントマシン」です。平成11年9月より9機種開発してきましたが、今回新たに2機種「プロップサイクル」と「ドドンガドン」が加わり11機種となりました。

設置機種の概要
「ワニワニパニック2」 握力の弱い方向けにハンマーを改造して軽く握り易い形にしたワニ叩きゲームです。

「プロップサイクル」 ペダルをこぎ人力飛行機で風船を割る体感ビデオゲームです。脚力の弱い方でも訓練が出来るようペダルの負荷を可変出来るようにし、またサイクルの揺動装置を固定し安全性を増しました。

「ドドンガドン」 左右に動くキャラクターを、レールに取り付けられたスライドボールで撃沈するゲームです。スライドボールの移動を正確に素早く判断出来るようにボールとフィールドのコントラストを強調し、また、介護者他の訓練者が適切な応援が出来るように各ボールの色を変えました。

ナムコの福祉事業と「バリアフリーエンターテインメント構想」
ナムコは「遊び」と「福祉」の融合を目指し、平成11年9月より「バリアフリーエンターテインメント構想」を提唱しており、楽しみながらリハビリの効果も得られるリハビリテインメントマシンの開発や、高齢であること、また障害のあるなしに関わらず、すべての方がお楽しみいただくことのできるゲーム施設「ハッスル」の開設を行ってまいりました。「ちょうじゃの森」を運営する医療法人康和会(青森県八戸市/理事長河原木 俊光)も、1年前からリハビリにゲーム機を導入する計画があったため、これらナムコの福祉事業理念に共感し、この度の販売、設置となりました。ナムコは今後も「バリアフリーエンターテインメント構想」の実践に努めるべく様々な活動を行っていきます。

デイサービスセンター「ちょうじゃの森」概要
デイサービスセンターとは自宅からセンターに通っていただきながらリハビリ等を行う施設です。

正式名称 デイサービスセンター「ちょうじゃの森」 (所長 根岸 玲子)
青森県八戸市城下1丁目30-9
TEL: 0178-72-5525

オープン日 平成12年4月3日(月)

設置ゲーム機 「ワニワニパニック2」 「プロップサイクル」
「ドドンガドン」 計3台

事業主体 医療法人 康和会(理事長 河原木 俊光)


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