平成12年 7月 10日
報道関係者各位
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非接触式入力システム“人工網膜センサモジュール”と“ダンスゲーム”の画期的融合 ナムコ、業務用ダンスゲーム「恋のパラパラ大作戦」を全面プロデュース
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株式会社ナムコは、非接触式入力システム“人工網膜センサモジュール”を使用した画期的な業務用体感ダンスゲーム、「恋のパラパラ大作戦」を全面プロデュースし、7月24日(月)より全国のナムコ直営店を中心に導入を開始いたします。「恋のパラパラ大作戦」は、今年2月19日(土)、当社プラボ鶴見店における初のテスト設置以来、お客様のご意見もとり入れ改良を重ね、この度量産、設置となりました。
パラパラとは、テンポの早い“ユーロビート”といわれる曲に合わせ、曲毎に決まった手のフリが特徴的な若者達を中心に巷のクラブシーンで流行しているダンスです。
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【ゲームの概要】 |
まず画面にアニメーションによるキャラクターが登場し、お手本となるダンスを4小節程度映し出します。プレイヤーはそれを覚え、その後に続いて踊ります。
- お手本通りに踊れているとパラメーターが上昇し、逆に踊りを間違えるとパラメーターが下降します。1曲終了後、パラメーターがクリアゾーンに達していなければゲームオーバーとなります。
- これまでのダンスゲームのように、記号による指示に合わせて単に体を動かすだけの“受け身的”ゲームではありません。プレイヤーは登場キャラクターの踊りをお手本に、いわば“能動的”に踊りを楽しむことができます。また、単なる記号や図示の羅列ではない、「ビジュアル系ダンスゲーム」とも呼べるカラフルで楽しさ溢れる画面構成が初めて実現しました。
- 通信機能も搭載し、筐体2台をリンクし2名でダンスの優劣を競うことも可能です。
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【筐体の概要及び“人工網膜センサモジュール”の採用について】
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- プレイヤーの動きは筐体前面に取り付けられた、たった1つの「人工網膜センサモジュール」により捕捉されます。「人工網膜センサモジュール」は三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、社長:谷口一郎)が開発し、今回業務用ゲームで初めて採用されました。
- 非接触式入力方法である「人工網膜センサモジュール」は、プレイヤーの正面から動きを捕捉することが可能で、「パラパラ」のようなダンス等における“動きの情報”の的確な感知が実現しました。
これにより、プレイヤーが記号による一つひとつの指示に合わせて体を動かすだけの従来型ダンスゲームからの脱却がはじめて可能となりました。
- 将来性・拡張性に優れた筐体は、ソフトの変更を行うことで流行やニーズにあわせた様々な踊りへの対応が可能で、すでにエアロビクスから盆踊りに至るまで、様々なダンスを鋭意企画中です。
- 「恋のパラパラ大作戦」は、株式会社タムラ製作所(本社:東京都練馬区、社長:田村直樹)が筐体開発、株式会社タクミ(本社:東京都台東区、社長:近藤克彦)がソフト開発いたしました。
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