株式会社ナムコ・エコロテック設立に当たって
●ナムコグループを貫く基本マインドについて

ナムコグループでは、21世紀をモノよりココロの価値の高まる「精神性の時代」とする時代認識と、私たち人間は、遊ぶためにこの世に生を受けた存在、即ち、「ホモ・ルーデンス」であるとの人間洞察の上に立ち、「高次の産業ほど高付加価値を生み出す」との独自の経済学的仮説をビジネス上で実践・検証して参りました。
ナムコ流経済理論では、従来から行われてきた産業構造論を発展的に再分類することから論を展開します。すなわち、就業人口の7割に迫る3次(サービス)産業を、第3次(狭義:従来型労働サービス)・第4次(知識サービス)・第5次(情緒サービス)と再定義し、新しいサービス市場の可能性とビジネスチャンスの創造に挑戦して参りました。
特にナムコでは、第5次=情緒産業のトップカンパニーたらんと志し、ゲームアミューズメント、映画、飲食などエンターテインメント事業や福祉などのビジネスを人々の情緒的欲求を充たす観点から事業を創造し取り組むとともに、さらにポスト情緒産業としてより高次の欲求を充たす第6次産業を“宗教的な産業”と想定し、そうした研究をも進めて参りました。
つまり、ナムコグループでは、あらゆる事業活動を通じて人々に情緒的満足や感動を提供し、精神的豊かさを実現することをその共通の企業使命としております。

●「情緒産業」から「共生(愛)の産業」へ

ナムコグループは、さらに21世紀に向けて一層の発展を期し、“人間中心主義”を超え、地球との一体感を求めて意思ある事業活動を実践していくことを決意致しました。
その最初の一歩がこのナムコ・エコロテックです。
地球環境保全は、今や我々人類にとって最も切実な課題のひとつであり、同時に生活者が日常生活の場で取り組むべき身近な問題となってきております。
新会社ナムコ・エコロテックは、私たち“生きとし生けるもの”を育んでくれたこの地球という星への愛と感謝、そして労わりの気持ちを大切に、その責務を全うして参ります。
私はこれを「情緒産業」と補完し合い、21世紀に生きる人々が20世紀に生きた人々より、さらに豊かに生きるために資する第6番目の産業として、これを「共生(愛)の産業」と呼び、真心をこめて事業実践して参りたいと願っております。
株式会社ナムコ・エコロテック 
取締役会長 中村 雅哉
(株式会社ナムコ 代表取締役会長兼社長)



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