報道関係者向け情報

バンダイネットワークス株式会社のプレスリリース

小・中学生の『携帯電話』についてのアンケート調査
自分専用の携帯電話を持っているのは約3割、通話やメール相手に「メル友」が増加、使い道は「ムービー」や「カメラ」が増加
バンダイネットワークス株式会社
株式会社ネットマイル


 バンダイネットワークス株式会社(代表取締役社長:大下聡、本社:東京品川区、以下、バンダイネットワークス)と株式会社ネットマイル(代表取締役社長:山本雅、本社:東京都千代田区、以下、ネットマイル)は、共同で展開している小中学生を対象としたネットリサーチサービス『キッズリサーチ』において、「『携帯電話』についてのアンケート調査」を実施いたしました。
 2009年2月26日〜2009年3月2日に、バンダイネットワークスが運営する小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」内においてアンケートを実施、回答の集計を行い、591名の有効回答がありました。

※回答数595名:「幼稚園・保育園」4人は学年別分析に用いるだけの数が確保できなかったため、有効回答から除外し集計・分析を行いました。

■調査結果概要■
 携帯電話について質問したところ、自分専用の携帯電話を持っているのは全体の約3割。キャリアでは「docomo(ドコモ)」が4割を大きく超え、人気が集まっている傾向がうかがえました。
 携帯電話を持つきっかけの1位は「塾や習い事をはじめるようになってから」が最も多く、持って行く場所も「塾や習い事に行くとき」が1位となりましたが、中学生では「どこに行くときも持っている」が半数以上に達しました。
 さらに、携帯電話の主な使い道では「メール」や「通話」の他に「ムービー」「カメラ」「スケジュール・時計(アラーム)」といった回答が多くみられました。通話やメールの相手は「親」や「学校の友だち」が多く、昨年調査との比較では「メル友」に増加傾向が見られました。
 この他、有料コンテンツの使用では、男の子は「着メロ」「着うた」、女の子は「デコレーションメール」に回答が集まりました。

■調査結果詳細■
自分専用の携帯電話を持っているのは約3割、中学生は約半数
 「あなたは携帯電話をもっていますか?」
と質問したところ、「携帯電話はもっていない」(64.0%)が最も多く、次いで「自分専用のものをもっている」(29.3%)、「家族共有のものをもっている」(6.8%)という結果になりました。
 学年別に比較すると、「自分専用のものをもっている」では学年が高くなるにつれ回答が増え、小学校低学年・中学年で2割程度だったのが、小学校高学年になると3割、中学生では約5割となっていました。
 昨年同時期に実施した同様の調査では、「携帯電話はもっていない」(60.8%)が最も多く、次いで「自分専用のものをもっている」(30.4%)、「家族共有のものをもっている」(8.8%)という結果でした。
 昨年調査と比較すると、わずかながら「携帯電話はもっていない」という回答が増えていました。
(→グラフ1)

持っている携帯電話は「docomo(ドコモ)」が最も多く、4割を超える結果に
 自分専用、または家族共有の携帯電話を持っていると回答した子どもに、「もっている携帯電話はどこのキャリアですか?」と質問したところ、「docomo(ドコモ)」(43.7%)が最も多く、次いで「KDDI(au)」(26.8%)、「SoftBank(旧Vodafone)」(23.0%)の順になりました。
 性別で比較すると、「docomo(ドコモ)」は女の子(41.1%)より男の子(50.0%)、他方「KDDI(au)」では男の子(22.6%)より女の子(28.5%)の回答が多くなっていました。
 学年別に比較すると、小学校低学年から小学校高学年まではいずれも「docomo(ドコモ)」の回答が最も多い結果となりました。一方、中学生は「docomo(ドコモ)」と「KDDI(au)」がともに同じ割合となりました。また「KDDI(au)」は学年が高くなるにつれ回答が増えていました。
 昨年同時期に実施した同様の調査では、「docomo(ドコモ)」(36.8%)が最も多く、次いで「KDDI(au)」(32.8%)、「SoftBank(旧Vodafone)」(23.0%)という結果でした。
 昨年調査と比較すると、「docomo(ドコモ)」の回答は増え、「KDDI(au)」は減り、「SoftBank(旧 Vodafone)」は変化がなかったことから、「docomo(ドコモ)」に人気が集まっていると言えそうです。
(→グラフ2)

携帯電話を持つきっかけの1位は「塾や習い事をはじめるようになってから」で3割程度
 自分専用、または家族共有の携帯電話を持っていると回答した子どもに、「あなたはどんなきっかけで携帯電話をもつようになりましたか?」と質問したところ、「塾や習い事をはじめるようになってから」(29.6%)が最も多く、次いで「一人で外出することが増えたから(防犯のため)」(21.6%)という結果になり、行動範囲の広がりや保護者なしでの行動に備えてという理由が上位に挙げられていました。
 性別で比較すると、「おねだりしたら」では女の子(16.6%)の回答が男の子(6.5%)を大きく上回りました。
 学年別に比較すると、「塾や習い事をはじめるようになってから」や「一人で外出することが増えたから(防犯のため)」で、小学校高学年の回答が最も高くなっていました。
 昨年同時期に実施した同様の調査では、「塾や習い事をはじめるようになってから」(25.3%)が最も多く、次いで「防犯のため」(23.2%)、「おねだりしたら」(14.0%)という結果でした。
 昨年調査と比較すると、回答に大きな変化は見られず、子どもたちが携帯電話を持つきっかけは定番化していると言えそうです。
(→グラフ3)

中学生の半数以上が携帯電話を「どこに行くときも持っている」と回答
 自分専用、または家族共有の携帯電話を持っていると回答した子どもに、「携帯電話はどのようなときに持って行きますか?」と質問したところ、「塾や習い事に行くとき」(43.7%)が最も多く、次いで「友だちだけで出かけるとき」(41.3%)、「友だちの家に行くとき」(40.4%)の順に回答が4割を超えました。
 性別で比較すると、ほぼ全ての項目で男の子より女の子の回答が多くなりました。
 学年別に比較すると、小学校低学年では「家族で出かけるとき」、小学校中学年・高学年では「塾や習い事に行くとき」、中学生では「友だちだけで出かけるとき」、「どこに行くときも持っている」という回答が最も多くなりました。また「どこに行くときも持っている」では、小学校低学年では1割に満たず、小学校中学年では約3割、小学校高学年では4割以上、中学生では5割以上と学年が高くなるにつれ回答が増えており、携帯電話を常に持ち歩く中学生が半数以上に上ることがわかりました。
(→グラフ4)

携帯電話の利用場面上位は「自宅にいる時」「友だちと遊んでいる時」「誰かと待ち合わせをしている時」
 自分専用、または家族共有の携帯電話をもっていると回答した子どもに、「携帯電話はどのような場面で使いますか?」と質問したところ、「自宅にいる時」(56.3%)が最も高く、次いで「友だちと遊んでいる時」(53.5%)、「誰かと待ち合わせをしている時」(49.8%)の順になりました。
 性別で比較すると、「帰宅時(きたくじ)」や「誰かと待ち合わせをしている時」では男の子より女の子の回答が多く、回答に差が見られました。
 学年別に比較すると、全体的に学年が高くなるにつれ回答が多くなり、中学生の回答の多さが顕著にみられる結果でした。特に「自宅にいる時」や「寝る前」、「朝起きた時」では他の学年と比較して圧倒的に多くなっていました。
(→グラフ5)

携帯電話の使い道で回答が特に増加したのは「ムービー」「カメラ」「スケジュール・時計(アラーム)」
 自分専用、または家族共有の携帯電話を持っていると回答した子どもに、「携帯電話の使い道は何ですか。使うものすべてを選んでね。」と質問したところ、「メール」(79.3%)、「通話」(75.1%)が圧倒的に高く、次いで「カメラ」(61.0%)、「スケジュール・時計(アラーム)」(50.7%)、「ムービー」(44.6%)と続きました。
 性別で比較すると、「メール」や「カメラ」では男の子より女の子、一方「インターネット」や「ゲーム」、「音楽プレーヤー」では女の子より男の子の回答が多くなりました。
 学年別に比較すると、小学校低学年のみ「ゲーム」、小学校中学年・高学年、中学生では「メール」の回答が最も多くなりました。また「スケジュール・時計(アラーム)」は中学生のおよそ7割と、他の学年に比べ圧倒的に回答が多いという結果でした。
 昨年同時期に実施した同様の調査では、「メール」(86.8%)が最も多く、次いで「通話」(63.5%)、「カメラ」(42.6%)、「スケジュール・時計(アラーム)」(37.0%)、「音楽プレーヤー」(31.2%)という結果でした。
 昨年調査と比較すると、「メール」のみ回答が少なくなっていました。
(→グラフ6)

通話やメールの相手は「親」や「学校の友だち」、また「メル友」に増加傾向
 携帯電話の使い道として「通話」や「メール」と回答した子どもに、「通話・メールをする相手(あいて)」はだれですか?」と質問したところ、「親」(85.4%)と「学校の友だち」(73.5%)が圧倒的に高くなりました。
 性別で比較すると、「親」や「兄弟・姉妹」で特に男の子よりも女の子の回答が多くなっており、女の子の方が家族と通話やメールをする頻度が多いことがわかりました。
 学年別に比較すると、中学生は「学校の友だち」(93.0%)や「学校以外の友だち」(67.4%)、「メル友」(60.5%)、「恋人」(30.2%)などで他の学年に比べ回答が多くなっており、交友関係の広がりがうかがえる結果でした。
 昨年同時期を見ると、全体は「親」(73.8%)と「学校の友だち」(65.3%)が圧倒的に高く、次いで「学校以外の友だち」(26.7%)、「メル友」(24.9%)、「兄弟・姉妹」(22.0%)という結果でした。
 昨年調査と比較すると、「メル友」の回答が「学校以外の友だち」を抜き大幅に増えていました。
(→グラフ7)

有料コンテンツの使用は、男の子で「着メロ」「着うた」、女の子で「デコレーションメール」が人気
 自分専用、または家族共有の携帯電話を持っていると回答した子どもに、「どんな有料(ゆうりょう)コンテンツを使用していますか?」と質問したところ、「着メロ」(22.5%)が最も多く、次いで「着うた」「ゲーム」(21.6%)、「デコレーションメール」(21.1%)の順になりました。
 性別で比較すると、「デコレーションメール」を除き全ての項目で女の子より男の子の回答が多くなりました。
 学年別に比較すると、「ゲーム」を除き全ての項目で中学生の回答が高くなっていました。
 昨年同時期を見ると、全体は「着メロ」「待ち受け画面」(29.1%)が最も多く、次いで「着うた」(28.8%)、「デコレーションメール」(26.2%)、「ゲーム」(19.3%)という結果でした。
 昨年調査と比較すると、全般的に回答が減っており、有料コンテンツの使用は控え気味になっているようです。
(→グラフ8)

 アンケートの詳細は、http://research.netmile.co.jp/ をご確認ください。

グラフ


■調査概要
設問項目:
1) あなたは男の子ですか?女の子ですか?
2) あなたの学年は?
3) あなたは携帯電話(けいたいでんわ)をもっていますか?
4) もっている携帯電話はどこのキャリアですか?
5) あなたはどんなきっかけで携帯電話をもつようになりましたか?
6) 携帯電話はどのようなときに持って行きますか?
7) 携帯電話はどのような場面で使いますか?
8) 携帯電話の使い道は何ですか。使うものすべてを選んでね。
9) 通話・メールをする相手(あいて)はだれですか。
10) どんな有料(ゆうりょう)コンテンツを使用していますか?

調査方法:情報交換サイト「サークルリンク」(http://link.channel.or.jp/)会員向け特別ページにおけるクローズド型インターネット調査
調査対象者: 全国の小中学生を中心とした「サークルリンク」会員
調査期間: 2009年2月26日 16:00 〜 2009年3月2日 20:00
有効回答数: 591人 「サークルリンク」会員
【性別】
「男の子」 167人 (28.3%)
「女の子」 424人 (71.7%) 
【学年】
「小学1年生」  12人 (2.0%)
「小学2年生」  31人 (5.2%)
「小学3年生」  72人 (12.2%)
「小学4年生」  112人 (19.0%)
「小学5年生」  157人 (26.6%)
「小学6年生」  126人 (21.3%)
「中学1年生」  47人 (8.0%)
「中学2年生」  25人 (4.2%)
「中学3年生」  9人 (1.5%)
小学1〜2年を「小学校低学年」、小学3〜4年を「小学校中学年」、小学5〜6年を「小学校高学年」、中学1〜3年を「中学生」としてまとめ、
「小学生低学年」、「小学生中学年」、「小学生高学年」、「中学生」の4つの区分の比較結果をレポート。


■「キッズリサーチ」について
(URL: http://research.netmile.co.jp/service/kidsresearch.html
 バンダイネットワークスとネットマイルが行う「キッズリサーチ」は、バンダイネットワークスが運営する小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」と連携し、“小中学生”を対象としたネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
 従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、ご両親が本人の代理で回答を行う郵送や電話調査が大半を占め、ご両親が代理で回答を行うために、実際に小中学生の“生の声”を聞くことが非常に難しく、アンケートの実施期間もかかり、サンプル数も限られていました。この「キッズリサーチ」では、小中学生を中心とした「サークルリンク」の30万人を超える会員の方々に協力していただくことにより、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を、インターネットを利用して取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象に様々な切り口でアンケート調査を実施してまいります。

■「サークルリンク」について (URL:http://link.channel.or.jp/
 「サークルリンク」は、小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイトです(サービス開始は、2005年11月23日)。「サークルリンク」では、曜日毎に、“キャラクター”、“ファッション・恋愛”、“エンタメ”などをテーマとした各種投稿を小中学生から受け付けており、編集部で選別・紹介を行っています。1日当たり4,000通を越える投稿が届く人気コーナーとなっています。また、人気キャラクターを利用したゲームや、アバターサービス、日記の公開等も楽しめる内容となっております。