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バンダイネットワークス株式会社のプレスリリース

小・中学生の『消費意識』についてのアンケート調査
値段が上がったと思う物は、「食糧」、「本」、「ガソリン」小学校低学年は、値段だけでなく、「物の量が減ったときに」にも値上がりを実感
バンダイネットワークス株式会社
株式会社ネットマイル

 バンダイネットワークス株式会社(代表取締役社長:大下聡、本社:東京都港区、以下、バンダイネットワークス)と株式会社ネットマイル(代表取締役:山本雅、本社:東京都千代田区、以下、ネットマイル)は、共同で展開している小中学生を対象としたネットリサーチサービス『キッズリサーチ』において、「『消費意識』についてのアンケート調査」を実施いたしました。
2008年8月25日〜2008年9月1日に、バンダイネットワークスが運営する小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」内においてアンケートを実施、回答の集計を行い、1029名の有効回答がありました。

※回答数1037名:「幼稚園・保育園」3人と「高校生以上」5人の計8人は学年別分析に用いるだけの数が確保できなかったため、有効回答から除外し集計・分析を行いました。

■調査結果概要■
 1か月のおこづかいは、1,000円以下が大半を占めていました。今年の春と比べると、おこづかいが増えている子どもの方が多く、その増加額は1,000円以上が多くなっていました。特に、男の子の増額、減額が大きく、おこづかい格差が女の子よりも広がっている傾向にあるようです。おこづかいで購入する物は、「本」、「お菓子」の順に多くなっていました。
物の値上がりを感じている子どもは、およそ3割となっていました。小学校低学年は特に多く、約半数が感じていました。値段が上がったと感じる物は、よく購入する「お菓子」や「本」だけでなく、社会問題になった「バターなどの食料品」、「ガソリン」などの回答も多くみられました。物の値段が上がったと感じる時は「物の値段を見たとき」が6割を占めていましたが、小学校低学年だけは「物の量が減ったとき」にも多く回答していました。

1か月のおこづかいは、1,000円以下が全体の約7割
 「あなたの1か月のおこづかいは?」と質問したところ、全体の約3割が「おこづかいはもらっていない」(28.3%)と回答しました。もらっている金額では「501〜1,000円」(22.6%)、「1〜500円」(22.0%)が多く、1か月のお小遣いは、1,000円以下が相場となっているようです。
 学年別で比較すると、小学校低学年のおよそ半数が「おこづかいはもらっていない」(52.9%)となっていました。おこづかいの金額は、学年が上がるにつれ増えている傾向にあるようです。(→グラフ1)

おこづかいは、全体的に増加傾向
 おこづかいをもらっている子どもに、「今年の春(4月)と比べて、あなたのおこづかいは増えた、減った?」と質問したところ、約4割が「増えた」(37.8%)と回答しました。
 学年別で比較すると、おこづかいが増えたのは中学生に多く、約5割となっていました。(→グラフ2)

おこづかいの増減額は、1,000円以上が最も多い
 おこづかいの金額が変わった子どもに、「今年の春(4月)と比べて、1か月のおこづかいはいくら変わった?」と質問しました。増えた金額は、「1,000円以上」(29.0%)と回答した子どもが最も多くなっていました。また、減った金額も「1,000円以上」(20.5%)が多くなっていました。
 「1,000円以上」の回答を性別で比較すると、増加、減少共に、女の子よりも男の子の方が多くなっています。おこづかいの格差が、男の子に顕著に表れているようです。(→グラフ3)

おこづかいで最もよく買う物は、「本」、次いで「お菓子」
おこづかいをもらっている子どもに、「おこづかいで1番よく買う物は?」を質問したところ、「本」(29.1%)が最も多く、次いで「お菓子」(15.6%)という結果になりました。
 性別で違いのある項目をみると、女の子は「文房具」(16.8%)が多いのに対し、男の子は「ゲーム」(22.8%)となっていました。

 学年別で比較すると、小学校低学年は「ゲーム」(37.5%)、「お菓子」(29.2%)が多くなっていますが、小学校中学年以上になると、「本」の購入が最も多くなっていました。また、学年が上がるにつれ「CD」や「お洋服」を購入する割合が多くなっていく傾向も確認できました。(→グラフ4)

物の値段が高くなっていると感じている子どもは、回答者のおよそ3割。特に小学校低学年に多い
 おこづかいをもらっている子どもに、「今年の春(4月)と比べて、おこづかいで買っている物の値段は変わった?」と質問したところ、全体のおよそ3割が「高くなった」(30.8%)と回答しました
 学年別で比較すると、小学校低学年が最も多く、約半数が「高くなった」(45.8%)に回答しました。貴重なおこづかいなので、価格の変化には敏感なのかもしれません。(→グラフ5)

値段が上がったと感じる物は「食糧」や「本」
 物の値段が高くなったと回答した子どもに、自由回答形式で「1番値段が上がったと感じる物は?」と質問したところ、よく購入する「お菓子」、「本」だけでなく、社会問題となったバターなどの「食糧品」、「ガソリン」という意見も多くみられました。

物の値段が高くなったと思うのは、「物の値段を見たとき」
 物の値段が高くなったと回答した子どもに、「物の値段が上がったと1番思うのはどのようなときですか?」という質問をしたところ、最も多いのは「物の値段を見たとき」(65.6%)でした。
 性別で違いのある項目をみると、女の子は「物の値段を見たとき」(68.4%)が男の子(59.4%)よりも高くなっていました。対して、男の子は「物の量が減ったとき」(15.9%)が、女の子(8.9%)よりも高くなっていました。相対的に、女の子は「物の値段」、男の子は「物の量」を気にしている傾向があるようです。
 学年別で比較すると、小学校中学年以上の子どもは「物の値段を見たとき」が多いのに対し、小学校低学年は、「物の量が減ったとき」の回答も多くありました。小学校低学年は、「物の値段」だけでなく、「物の量」にも敏感な子どもが多いようです。(→グラフ6)

物の値段が上がったことについて「がまんできない」子がわずかに多い。
 物の値段が高くなったと回答した子どもに、「物の値段が上がったことについて、あなたの意見はどちらに近いですか?」と質問したところ、「物が買えなくなるので、がまんできない」(56.8%)という意見の方が多くなりました。
学年別で比較すると、物の値段が上がることを許容する子どもは小学校低学年に多く(63.6%)、対して、「我慢できない」と思う子どもは、学年の高い子に多いようです。おこづかいの少ない小学校低学年は、自分でお金を払って買い物をする機会が少ない(買う物が少ないか、ご両親に買ってもらう必要がある)ので、我慢できる子が多いのかもしれません。(→グラフ7)

アンケートの詳細は、http://research.netmile.co.jp/ をご確認ください。

小・中学生の『消費意識』についてのアンケート調査グラフ

■調査概要
設問項目:
1)あなたは女の子ですか?男の子ですか?
2)あなたが通っているのは?
3)あなたの1か月のおこづかいは?
4)今年の春(4月)と比べて、あなたのおこづかいは増えた、減った?
5)今年の春(4月)と比べて、1か月のおこづかいはいくらかわった?
6)おこづかいで1番よく買う物は?
7)今年の春(4月)と比べて、おこづかいで買っている物の値段はかわった?
8)1番値段が上がったと感じる物は?
9)物の値段が上がったと1番思うのはどのようなときですか?
10)物の値段が上がったことについて、あなたの意見はどちらに近いですか?

調査方法:情報交換サイト「サークルリンク」
http://link.channel.or.jp/)会員向け特別ページにおける
クローズド型インターネット調査
調査対象者:全国の小中学生を中心とした「サークルリンク」会員
調査期間:2008年8月25日 11:00〜2008年9月1日20:00
有効回答数:1029人 「サークルリンク」会員
【性別】
「女の子」 677人(65.8%) 
「男の子」 352人(34.2%)
【学年】
「小学1年生」  9人 (0.9%)
「小学2年生」  42人 (4.1%)
「小学3年生」  72人 (7.0%)
「小学4年生」  149人 (14.5%)
「小学5年生」  225人 (21.9%)
「小学6年生」  277人 (26.9%)
「中学1年生」  152人 (14.8%)
「中学2年生」  74人 (7.2%)
「中学3年生」  29人 (2.8%)
小学1〜2年を「小学校低学年」、小学3〜4年を「小学校中学年」、小学5〜6年を「小学校高学年」、中学1〜3年を「中学生」としてまとめ、
「小学生低学年」、「小学生中学年」、「小学生高学年」、「中学生」の4つの区分の比較結果をレポート。

■「キッズリサーチ」について(URL: http://research.netmile.co.jp/service/kidsresearch.html
バンダイネットワークスとネットマイルが行う「キッズリサーチ」は、バンダイネットワークスが運営する小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」と連携し、“小中学生”を対象としたネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、ご両親が本人の代理で回答を行う郵送や電話調査が大半を占め、ご両親が代理で回答を行うために、実際に小中学生の“生の声”を聞くことが非常に難しく、アンケートの実施期間もかかり、サンプル数も限られていました。この「キッズリサーチ」では、小中学生を中心とした「サークルリンク」の30万人を超える会員の方々に協力していただくことにより、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を、インターネットを利用して取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象に様々な切り口でアンケート調査を実施してまいります。

■「サークルリンク」について (URL:http://link.channel.or.jp/
 「サークルリンク」は、小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイトです(サービス開始は、2005年11月23日)。「サークルリンク」では、曜日毎に、“キャラクター”、“ファッション・恋愛”、“エンタメ”などをテーマとした各種投稿を小中学生から受け付けており、編集部で選別・紹介を行っています。1日当たり4,000通を越える投稿が届く人気コーナーとなっています。また、人気キャラクターを利用したゲームや、アバターサービス、日記の公開等も楽しめる内容となっております。

※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。