報道関係者向け情報

バンダイネットワークス株式会社のプレスリリース

小・中学生の『エコ』についてのアンケート調査
『エコ』という言葉を知っている子どもは95%以上、『エコ』の情報源は「学校の授業」、「テレビやニュース」
バンダイネットワークス株式会社
株式会社ネットマイル

 バンダイネットワークス株式会社(代表取締役社長:大下聡、本社:東京都港区、以下、バンダイネットワークス)と株式会社ネットマイル(代表取締役:山本雅、本社:東京都千代田区、以下、ネットマイル)は、共同で展開している小中学生を対象としたネットリサーチサービス『キッズリサーチ』において、「『エコ』についてのアンケート調査」を実施いたしました。
 2008年4月28日から4月30日に、バンダイネットワークスが運営する小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」内においてアンケートを実施、回答の集計を行い、有効回答者は2243名でした。

■調査結果概要■
 今回の調査結果から、エコという言葉の認知度はとても高く、エコ活動についての知識やイメージも明確に持っていることがわかりました。また、実際に実践している子どもや、意識の高い子供が多くいました。学校でエコについての教育を行っていることが、子どものエコ意識に強い影響を与えているようです。

「エコ」という言葉を知っている子どもは、95%以上
 「『エコ』や『エコロジー』という言葉を聞いたことがありますか?」と聞いたところ、全体の96.8%が「ある」と回答しました。小学生から中学生のほとんどが「エコ」、「エコロジー」という単語を知っており、昨年(95.8%)とほぼ同じの結果となりました。(→グラフ1)
 今年の結果は、女の子より男の子の方が「ある」という回答が高めとなりました。また、小学校中学年になるとほぼ95%以上の認知率でした。これは昨年の結果と同様でした。(→グラフ2)
※昨年は小学校低学年の回答者数が少なかったため、比較対象としていません。

エコについては「学校の授業」と「テレビやニュース」で学んだ子どもが多い
 「エコ(環境問題)について学んだことがありますか?」という質問には、「学校の授業で学んだ」が70.3%と最も多い結果となりました。次いで、「テレビやニュースなどで知った」が62.0%となり、半数以上の子どもが学校やニュースでエコについての情報を得ていることがわかりました。「家族から教わった(18.4%)」や「地域活動で学んだ(12.3%)」など身近な人や、活動の中から教えてもらった子どもは少ないようです。
 また、「学んだことがない」という回答は学年が下がるにつれ多くなる傾向にあり、学校で習う子どもが多いという結果を反映していました。(→グラフ3)

思いつくエコ活動は「リサイクル」「エコバッグ(マイバッグ)」「ゴミの分別・回収」が
トップ3
エコ製品で思いつくものは「エコバック」「再生紙」「リサイクル衣類」が多い

 「思いつくエコ活動を教えてください」と聞いたところ、「リサイクル」が最も多く92.0%という結果となりました。その他は「エコバッグ(マイバッグ)」が82.0%と2番目に高く、次いで「ゴミの分別・回収」が71.5%でした。
また、全体的に小学校高学年以上の子どもの方が割合が高くなっていました。(→グラフ4)
 さらに、「最近いろいろなところで環境に気を配った『エコ製品』をみかけますが、思いつくエコ製品を教えてください」という質問を選択式で行ったところ、「エコバッグ」が73.6%で最も多く、「再生紙」が僅差の70.4%でした。この2項目以外のエコ製品については、「リサイクル衣類(49.3%)」、「自動車(42.5%)」、「エアコン(41.0%)」などが比較的高い数値となりました。
エコ製品については昨年の調査でも同様の質問をしていますが、「再生紙(2007年は「再生紙ノート」)」が77.4%から70.4%に減少した他は、横ばいから増加の傾向がありました。(→グラフ5)

身近で行われているエコ活動は牛乳パックやペットボトルのリサイクル。
実践している子どもも半数以上に

 「あなたの身の回りで行われているエコは何ですか?」と複数回答で聞いたところ、「牛乳パックをリサイクル回収している」58.8%、「ペットボトルをリサイクル回収している」56.7%、「買い物袋を持参している」55.0%となり、これら以外はすべて40%以下という結果となりました。2007年の結果と比較すると全体的に減少傾向にあり、身近なエコ活動は下火となっていることも考えられる結果でした。(→グラフ6)
 また、「あなたが実際にやっているエコは何ですか?」と複数回答で聞いた結果も「牛乳パックをリサイクル回収している」47.7%、「ペットボトルをリサイクル回収している」48.5%、「買い物袋を持参している」48.3%がトップ3となりました。2007年と比較するとやはり減少傾向にあり、身の回りにおけるエコ活動の減少に伴い子どもたち自身のエコに対する意識もやや低下しているようです。(→グラフ7)

エコのイメージは「リサイクル」「環境保護」「省エネ」
 「『エコ』と聞いて思いつくイメージを教えてください」と聞いたところ、およそ8割の子どもが「リサイクル」と回答しました。その他「環境保護」69.3%、「省エネ」67.8%などがイメージとして定着しているようです。
また、上記のような具体的なイメージの他、「自然」57.3%、「明るい未来」50.0%、「だれでも出来ること」42.7%、「しなくてはいけないこと」31.5%など、子どもたちにとってエコは身近であり、かつ当然のこととして受け止められているようです。(→グラフ8)

エコによって得られると思うことは、物理的・精神的両面の効果
 「エコを心がけることによって得られることはなんだと思いますか?」と自由記述形式で聞いたところ、「CO2(二酸化炭素)の削減」、「温暖化防止」、「地球がきれいになる」、「環境がよくなる」などの具体的な効果が挙がったほか、「エコバッグを使う」、「リサイクル」などの方法を記入する子どももいました。また、「みんなが幸せになる」、「未来が良くなる」、「やさしい心」など精神的な効果を挙げる子どもも多くいました。

アンケートの詳細は、http://research.netmile.co.jp/をご確認ください。

「エコ」についてのアンケート調査グラフ

■調査概要
設問項目:
1)性別は?
2)あなたが通っているのは?
3)「エコ」や「エコロジー」ということばを聞いたことがありますか?
4)エコ(環境問題)について学んだことがありますか?
5)思いつくエコ活動を教えてください。
6)あなたの身の回りで行われているエコは何ですか?
7)最近色々なところで環境に気を配った「エコ製品」をみかけますが、思いつくエコ製品を教えてください。
8)「エコ」と聞いて思いつくイメージを教えてください。
9)あなたが実際にやっているエコは何ですか?
10)エコを心がけることによって得られることはなんだと思いますか?

調査方法:情報交換サイト「サークルリンク」
http://link.channel.or.jp/)会員向け特別ページにおけるクローズド型インターネット調査
調査対象者:全国の小中学生を中心とした「サークルリンク」会員
調査期間:2008年4月28日〜4月30日
有効回答数:2243人 「サークルリンク」会員
【性別】「女の子」87.7%、「男の子」12.3%
【学年】「小学1年生」0.8%、「小学2年生」1.5%、「小学3年生」4.0%、
「小学4年生」14.0%、「小学5年生」23.1%、「小学6年生」33.2%、「中学1年生」16.4%、
「中学2年生」5.3%、「中学3年生」1.8%
小学1〜2年を小学校低学年、小学3〜4年を小学校中学年、小学5〜6年を小学校高学年、
中学1〜3年を中学生としてまとめ、小学生低学年、小学生中学年、小学生高学年、中学生の
4つの区分の比較結果をレポートしました。

■「キッズリサーチ」について
(URL: http://research.netmile.co.jp/service/kidsresearch.html
バンダイネットワークスとネットマイルが行う「キッズリサーチ」は、バンダイネットワークスが運営する小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」と連携し、“小中学生”を対象としたネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、ご両親が本人の代理で回答を行う郵送や電話調査が大半を占め、ご両親が代理で回答を行うために、実際に小中学生の“生の声”を聞くことが非常に難しく、アンケートの実施期間もかかり、サンプル数も限られていました。この「キッズリサーチ」では、小中学生を中心とした「サークルリンク」の30万人を超える会員の方々に協力していただくことにより、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”をインターネットを利用して取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象に様々な切り口でアンケート調査を実施してまいります。

■「サークルリンク」について(URL:http://link.channel.or.jp/
「サークルリンク」は、小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイトです(サービス開始は、2005年11月23日)。「サークルリンク」では、曜日毎に、“キャラクター”、“ファッション・恋愛”、“エンタメ”などをテーマとした各種投稿を小中学生から受け付けており、編集部で選別・紹介を行っています。1日当たり4,000通を越える投稿が届く人気コーナーとなっています。また、人気キャラクターを利用したゲームや、アバターサービス、日記の公開等も楽しめる内容となっております。
2006年11月2日からは、日本テレビ放送網株式会社と共同で、第2日本テレビにおいて、サイトと連動した放課後情報バラエティ「サークルリンクTV」(無料配信 http://link.channel.or.jp)を開始しており、更なる会員の獲得を図っています。