ヒストリー

百貨店屋上に設置した2台の木馬
1955年、百貨店屋上に設置した木馬2台から、ナムコは誕生しました。
以来、ナムコは60年代から70年代のビデオゲーム機の普及とともに成長し、80年代、「パックマン」が大ヒット。
時代に先駆けた様々な「遊び」を通して、人びとの夢の創造に邁進してきました。

やがて訪れる精神性の時代……
90年代には都市型テーマパーク「ワンダーエッグ」と「ナムコ・ナンジャタウン」を開設し、
21世紀を迎えた今、よりダイナミックな夢の創造を、世界的な視点で展開しています。

1950〜70年代

1955年、百貨店屋上に設置した2台の木馬から、ナムコは誕生しました。
その後、東京オリンピックや大阪万博に沸いた60年代、70年代と、三越屋上への「ロードウェイライド」設置をはじめ、さまざまな乗り物やゲームなど、時代に先駆けた様々な「遊び」を通して、人びとの夢の創造に邁進してきました。

1950年代

1955

有限会社中村製作所(東京・池上)を創業。

横浜の百貨店屋上に木馬2台を設置し、アミューズメント事業を開始(資本金30万円)

1957

本社事務所を東京・銀座に開設。娯楽機器販売を開始。

1959

株式会社中村製作所に組織変更(資本金500万円)

1960年代

1963

東京・日本橋三越本店の屋上に「ロードウエイライド」を設置、 その後三越各店に展開。

ロードウェイライド
1966

東京・大田区に本社工場を設置し、開発・製造部門を拡充。

1967

大阪事務所を大阪・難波に開設。

1970年代

1970

東京・大田区矢口に矢口工場を設置。(現本社ビル)

1970 レーサー
1971

正式の社名変更に先だってNAMCOブランドを使用開始。

当時のナムコブランドマーク
1973 ダックス
1974

アタリ・ジャパン(株)を米国アタリ社から取得し、 ビデオゲーム機事業に進出。

1975 リンカーン
1977

株式会社ナムコに社名変更(資本金2億4000万円)。

ナムコ・エンタープライゼズ・エイシアLTD.を香港に設立。

1977 シュータウェイ
1978

横浜サービスセンターを横浜市港北区に設置。(現サービスセンター)

ナムコ・アメリカINC.を米国カリフォルニア州サニーベール市に設立。

オリジナル業務用ビデオゲーム機第1号「ジービー」を発売。

ジービー
1979

業務用ビデオゲーム「ギャラクシアン」を発表。

ギャラクシアン

1980年代

ルービックキューブの世界的な大流行ではじまった80年代、ナムコでは「パックマン」がヒットし、「コンピュータプログラム」が著作物として認められる初の判例が下り、家庭用ゲーム機「ファミコン」が爆発的に普及。アミューズメント業界は「風営法」取締の対象となり、ナムコはアミューズメントからエンターテインメントへという新しい文化創造を企業理念としました。

1980年代

1980

原子力ロボット「アトマ」

業務用ビデオゲーム「パックマン」を発表。 世界的ブームを呼ぶ。

1980 原子力ロボット
「アトマ」
1980 パックマン
1981

迷路脱出ロボット「マッピー」

1981 迷路脱出ロボット
「マッピー」
1982

業務用ドライブゲーム 「ポールポジション」を発表。

ポールポジション
1983

業務用ビデオゲーム「ゼビウス」を発表。 そのグラフィックやストーリー性で爆発的人気を得る。

関西事務所を大阪・吹田市に移転。

ゼビウス
1984

ファミリーコンピュータ用ソフト 「ギャラクシアン」を発売。

ギャラクシアン
1985

新社屋(本社ビル・営業本部ビル)を東京・大田区に竣工。

龍馬くん
携帯型意思伝達装置
「トーキングエイド」
1986

レストラン・チェーンのイタリアントマトを取得。

ファミリーコンピュータ用ソフト 「プロ野球ファミリースタジアム」を発売。大ヒットに。

科学技術の発展を目的に、財団法人ニューテクノロジー振興財団を設立。

新社章を制定。

イタリアントマト
スウィートランド
1987

ミュージカル「スターライトエクスプレス」日本公演に協賛。

業界初の通信機能搭載ドライブゲーム「ファイナルラップ」を発表。

1988

東京証券取引所市場第二部に上場(資本金55億5000万円)

横浜未来研究所を横浜市市港北区(現都筑区)に開設。

CG制作会社JCGLと提携。受注制作から映像提供まで幅広いCG映像事業に参入。

オリジナルビデオソフト「未来忍者」を発売。 メディアミックス展開として業務用ビデオゲーム「未来忍者」も発売。

リアルタイム3次元CGシステム「システム21」搭載の ドライブゲーム「ウイニングラン」を発表。

ウイニングラン
1989

「ユーノス・ロードスター・ドライビング・シミュレータ」を マツダ(株)と共同開発。

美声ホン
ワニワニパニック

1990年代

湾岸戦争、バブル崩壊と、激動ではじまった90年代、家庭用ゲーム機は「スーパーファミコン」「プレイステーション」と普及しました。ナムコでは「鉄拳」シリーズが世界で1000万本を突破、都市型テーマパークの「ナムコ・ワンダーエッグ」と「ナムコ・ナンジャタウン」を開設、日本人のための理想的なテーマパークの在り方を追求しています。

1990年代

1990

交通安全教育用シミュレータ開発で 三菱プレシジョン(株)と提携。

「国際花と緑の博覧会」にハイパーエンターテインメント構想に基づく大型遊園施設「ギャラクシアン3」「ドルアーガの塔」を出展営業。

ナムコ・アメリカINC.が米国での業務用ゲーム機の直接販売を開始。

ナムコ・アメリカINC.が アタリオペレーションズINC.を取得、米国でのアミューズメント施設展開を開始。

家庭用ゲームソフト部門の米国拠点として ナムコ・ホームテックINC.を設立。

ギャラクシアン3
ドルアーガの塔
1991

大型アミューズメント施設「プラボ千日前店」を大阪に出店。

ナムコ・ヨーロッパLTD.を英国ロンドンに設立。

東京証券取引所市場第一部に上場(資本金69億8400万円)。

プラボ千日前店
1992

都市型テーマパーク「ナムコ・ワンダーエッグ」を東京・二子玉川に開園し、テーマパーク事業に進出。

欧州での生産および英国での販売強化のため、ブレント・レジャーLTD.を設立。

ナムコ・ワンダーエッグ
1993

米国最大手のアミューズメント施設経営会社アラジンズ・キャッスルINC.を取得。

上海南夢宮有限公司を中国との合弁事業として設立。 アミューズメント機器の製造販売 およびアミューズメント施設運営事業を展開。

総合プロデュースによる複合アミューズメント施設「ナムコ・ワンダーシティ」を横浜市鶴見区に展開。

リアルタイム3次元CGシステム「システム22」搭載の 業務用ドライブシミュレーションゲーム 「リッジレーサー」を発表。

ナムコ・オペレーションズ・ヨーロッパLTD.を英国ロンドンに設立。

リッジレーサー
1994

ナムコ・オペレーションズINC.とアラジンズ・キャッスルINC.を合併し、ナムコ・サイバーテインメントINC.を設立。

横浜クリエイティブセンターを横浜市神奈川区に開設。

ナムコ・ワンダーエッグ隣接地に遊びの錬金術国家「たまご帝国」をオープン。

プレイステーション用ソフト「リッジレーサー」をハードと同時発売。

(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントとの 共同開発による3次元システム基板「システム11」を 使用したポリゴン格闘ゲーム「鉄拳」を発表。

たまご帝国
鉄拳
1995

米国にナムコ・ホールディングCORP.を設立。

1996

ワンダーページ開設。

日本最大のビルイン型テーマパーク 「ナムコ・ナンジャタウン」を東京・池袋にオープン。

「ナムコ・ワンダーエッグ/たまご帝国」を「ナムコ・ワンダーエッグ2」として新たにオープン。

スペインに子会社を設立、アミューズメント施設展開を開始。

都市型複合アミューズメント施設「ナムコ・ワンダータワー京都店」を出店。

ワンダータワー
京都店
ナムコ・ナンジャタウン
1997

日活株式会社に新資本金30億円を投資し、グループ企業化。

北米市場における複合型アミューズメント施設の経営を行うためエクセス・エンターテインメントINC.を設立。

米国CG学会「SIGGRAPH(シーグラフ)」にCG映像3作品が同時入選。

英国ロンドンの旧市庁舎内に大型エンターテインメント施設「ナムコ・ステーション」カウンティホール店を出店。

財団法人マルチメディアコンテンツ振興協会主催「マルチメディアグランプリ'97」にCG映像3作品が同時入賞。

複合エンターテインメント施設「INTI(インティ)渋谷」を出店。

INTI渋谷
1998

「文化庁メディア芸術祭」ノンインタラクティブ部門にて大賞受賞

大阪府吹田市に関西支社ビルを開設。

テーマ型アミューズメント施設「ナムコ・ワンダーパーク港北パックマンスタジオ」を出店。

株式会社ナムコトレーディングを設立。ベンダー事業を開始。

ナムコ・ワンダーパーク
港北パックマンスタジオ
1999

バリアフリーエンターテインメント構想を提唱。遊びと福祉の融合を目指し介護ビジネスに新規参入。

家庭用ゲームソフトの開発子会社、株式会社モノリスソフトを設立。

株式会社NTTドコモの携帯電話「iモード」サービス向けに「ナムコ・ステーション」を開設。ネット化に向けてコンテンツビジネスを拡充。

パックマンキャラクターの20周年を記念して、プレイステーション用ソフト「パックマン20thアニバーサリー」を発売。

パチンコ機用液晶ユニットの供給を開始。

ゲートボール
スティック
ドリームキャスト用
ソフト
「ソウルキャリバー」
ナムコ・ステーション

2000年代

世紀のかわり目とミレニアムで新しい未来を予感させる2000年代、家庭用ゲーム機は高性能化し、さらに携帯電話やブロードバンドなどが普及しネットワーク時代が本格化してきました。ナムコは多様化するエンタテインメント需要に対して、あらゆる人たちに楽しんでいただけるように、これからも新しい展開を目指してまいります。

2000年代

2000

プレイステーション2用ソフト「リッジレーサーV」をハードと同時発売。

デジタルハリウッド株式会社と共同でゲームスクール「ナムコDHゲームラボ」を開校。

“達人ゲーム”シリーズ第一弾「料理の達人」を発売。

九州最大規模のアミューズメント施設「ナムコ・ワンダーパーク ホークスタウン」を出店。

株式会社ナムコ・エコロテックを設立。

「プレイステーション2」との共通性を持つシステム基板「システム246」を株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントと共同開発。

「ミスタードリラー」を家庭用ハード3機種向けに同時発売。

米国CG学会「SIGGRAPH(シーグラフ)」にCG映像4作品が同時入選。

ヨーロッパの国際CGイベント「Ars Electronica(アルス・エレクトロニカ)」にCG作品入賞。

東京・台場、デックス東京ビーチ・アイランドモールに香港の街並を再現した「南夢宮電子遊戯世界 東京皮蛋城」を出店。

インターネット空間「知・好・楽」を名古屋・納屋橋に出店。

「ナムコ・ワンダーエッグ3」が12月31日を以て閉園。二子玉川における都市型テーマパーク運営事業を終了。

プレイステーション2用ソフト『MotoGP』を発売。

料理の達人
南夢宮電子遊戯世界
東京皮蛋城
2001

新空間プロデュース集団「チームナンジャ」を編成し、商業施設などの空間演出にノウハウを提供。第一弾として横浜・伊勢佐木町の『横濱カレーミュージアム』(事業主体:株式会社マタハリー)を受注。

株式会社セガと物流事業で業務提携。

株式会社エニックス、株式会社スクウェアと3社による連携について合意。

株式会社セガとアミューズメント事業分野において包括業務提携。

株式会社ベネッセコーポレーションとの協業により、コミュニケーションパーク「しましまタウン」を川崎市高津区に出店。

業務用『太鼓の達人』を発売。

プレイステーション2用ソフト『エースコンバット04 シャッタードスカイ』を発売。

しましまタウン
太鼓の達人
2002

札幌エスタ9階に複合型アミューズメント施設『ナムコ・ワンダーパーク札幌』を出店。

株式会社セガ、任天堂株式会社と次世代業務用3次元コンピュータグラフィックスボード「トライフォース」の共同開発で業務提携。

開発子会社、株式会社モノリスソフトによる家庭用ゲームソフト第一弾として、片面二層DVDロムを採用した「ゼノサーガ エピソードI 力への意志」を発売。

業務用『美肌惑星』を発売。

ナムコ・任天堂、家庭用ゲームソフト事業で業務提携。

当地餃子対決のフードテーマパーク『池袋餃子スタジアム』をナムコ・ナンジャタウンに出店。

プレイステーション2用ソフト『太鼓の達人 タタコンでドドンがドン』を発売。

ゼノサーガ
エピソードI
力への意志
池袋餃子スタジアム
太鼓の達人
タタコンでドドンがドン
「タタコン」
©2000 2001 2002
NAMCO LTD
(P)MANUFACTURED BY
U's BMB Entertainment
Corp.
太鼓型コントローラ
「タタコン」
©2000 2001 2002
NAMCO LTD
(P)MANUFACTURED BY
U's BMB Entertainment
Corp.
2003

家庭用ゲームソフトの開発子会社、株式会社ナムコ・テイルズスタジオを設立。

『ソウルキャリバーII』を家庭用ハード3機種向けに同時発売。

フードテーマパーク『アイスクリームシティ』をナムコ・ナンジャタウンに出店

ニンテンドーゲームキューブ用ソフト『テイルズ オブ シンフォニア』を発売。

業務用プライズゲーム『ビッグスウィートランド』を発売。

リライタブルカード対応の多人数対戦型ビデオゲーム『ドラゴンクロニクル』を発売。

アイスクリームシティ
テイルズ オブ
シンフォニア
©藤島康介
©NAMCO LTD.
ビッグ
スウィートランド
ドラゴンクロニクル
2004

餃子のテーマパーク『浪花餃子スタジアム』を大阪梅田に出店。

プレイステーション2用ソフト『塊魂』を発売。

ナムコ・ホームテックとフラグシップ社、PC用ゲームの開発・販売についてパートナー契約を締結。

フードテーマパーク「東京シュークリーム畑」をナムコ・ナンジャタウンにオープン。

「2004年度グッドデザイン賞」に、ゲームソフトとしては史上初、プレイステーション2用ソフト『塊魂』のほか、「太鼓の達人」シリーズ専用コントローラ『タタコン』、携帯型意思伝達装置『トーキングエイドIT』の3製品が受賞。

自社が開発・運営する初のデイサービスセンター「かいかや」を神奈川県横浜市のショッピングセンター「横浜ワールドポーターズ」に開設。

韓国・ソウルにナムコ韓国連絡事務所を開設。

東京シュークリーム畑
塊魂
浪花餃子スタジアム
かいかや
2005

株式会社ナムコ、創立50周年。

株式会社バンダイと共同持株会社「株式会社バンダイナムコホールディングス(英文名 NAMCO BANDAI Holdings Inc.)」設立による経営統合を発表。

業務用ゲーム機「パックマン」が、“最も成功した業務用ゲーム機(Most successful coin operated game)”としてギネス・ワールド・レコード社より認定。

日本初のヒーリングパーク「りらくの森」をナムコ・ナンジャタウンにオープン。

株式会社バンダイナムコホールディングスを東京・品川に設立。

創立50周年ロゴ
パックマン
株式会社バンダイナムコホールディングス ロゴ
りらくの森
2006

ナムコ初のWindowsパソコン用オンラインゲーム「テイルズ オブ エターニア オンライン」の正式サービスを開始。

3月31日、株式会社ナムコは組織再編により、ゲームコンテンツ事業を主体とした会社「株式会社バンダイナムコゲームス」と、アミューズメント施設事業を主体とした新生「株式会社ナムコ」としてスタート。

株式会社バンダイナムコゲームス ロゴ
株式会社ナムコ ロゴ